Ph.Dを獲得するということ

Ph.Dを獲るというのはどういう意味があるのか。答えとしては人それぞれだと思います。研究をやり遂げた証、自分がある分野で(とても狭くても)No.1である証、キャリアアップのための資格。など。

じゃあ自分としてはどうなのか?なぜPh.Dを目指すために大学院に戻ったのか?Ph.Dを(運良く、粘り強く)獲得できたとして、その後の自分はどういうキャリアを目指すべきなのか?Ph.Dの大量生産と言われる時代(それは日本の教育制度設計のみならず世界中で同じような現象が起きている)にこのキャリアを通過するという意味はなんなのか?

で答えとして、自分にとってPh.Dを取る、ということは、そのPh.Dを取るまでの経緯がすべてなんじゃないかなぁと思っています。自分が研究を初めてPh.Dに至るまで、その積み重ねがすべて、ということです。@tsutatsutaさんの下記のエントリに書いてあるとおり、Ph.Dを獲得するのも競争であり、計画的でなければいけません。ただ漫然と研究しているだけではない、強力なイシューを設定し、そこへ確実に向かうための計画を立て遂行する。この一連の行動のすべての責任(というと言いすぎかもしれないけど)を一身で背負っていくのがPh.D candidateなのかなと思っています。そしてそれが出来た証がPh.D。このアドバイスの列挙は、とても目を覚まさせてくれました。

ここにある最後の問いかけ

学術的な問いを立て,実験をデザインし,結果を解析し,答えを得て,論文を執筆し,他の研究者と議論するすべてのプロセスを深く楽しむことのみによって,これらの,時間を必要とする努力を維持することができる.あなたは,心の底から,答えを知ろうとしなければならない.

まさにこれがPh.Dを獲得するための最低条件であると思います。がんばります。


About しゅ

修士課程終了後、某素材メーカーに就職→1年2ヶ月後退職、大学に戻り2011年10月から博士課程在籍。 専門は表面機能材料およびトライボロジー、特にナノカーボン材料の合成プロセスと物性解析。 妻子持ち。7歳長男、2歳長女。 2013年4月よりJSPS特別研究員(DC2) Twitter @sss7sss77 Facebook shu.sawai
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