進路に悩んだら考える3つのことをロンハーで学ぶ

随分と更新してませんでした。もうブログ続ける意志さえ何処かにいってしまったのですが、今日少し膝を打ったことがあったのでメモ代わりにここに書きます。

子どもを迎えに行き、帰って夕食の準備をして、嫁が帰ってきたところから、ロンドンハーツのスペシャルを見ていました。その後半で恒例の「有吉先生のタレント進路相談」というコーナーがあったのです。有吉がなかなか売れなくて困ってるアイドルや芸人さんにかなり辛辣なアドバイスをするというものです。

で、いろんなゲストとのやりとりを見ているうちに、この人はなんか上手くいきそうじゃない?とか、もうこいつはダメだろ、というような感想を持つのですが、その見込みのありそうな人というのが、後で挙げるような考えがきちんと自分の中にあるからなのではないかなと思いました。

タレントさんに限らず、自分のキャリアを今後どのように展開して行くか、ということを考えたい人にとってはとても参考になるのではないのかなと思いました。自分も5年ぶりくらいに就活をしなければならない状況に立たされている今、すごいくだらない番組なのですが笑 いろいろ考えさせられたのでここで整理します。

1. 目標・ビジョンが明確であること

自分が今後何をやりたいか、何年後にはなにになっているか、というゴールがとても明確な人はやはりとても力強いですし、勢いがあります。なぜそうありたいのかという姿勢も他人に対してとても伝わります。

AKB枠で出演していた市川愛美という子は、将来はレモンになりたいそうです。正直意味が分からないのですが、発言の中では「中身の詰まったレモンになりたい」「そのためにはAKBで様々な経験を積みたい」とありました。これはゴールが明確であるからこそ、それを達成するためのプロセスをイメージ出来ているのだと思います。ビジョンもとても明快です。ただのレモンではないのです。

一方で旬が過ぎてしまったグラビアアイドル達に何を今後やりたいかということを聞いても、「バラエティが好きだからそこで活躍したい」とだけ述べていました。全くゴールが明確ではありません。後でも述べますが、おそらく自分の強みや業界での立ち位置を把握できていないことで、自信のない意見にとどまっているのだと思います。

我々の場合だと、例えば「研究者になりたい」と言っても、全く将来の姿が見えてきません。「海外で常にcutting edgeとして世間にインパクトを与え続けたい研究者」なのか、「企業のエンジニア兼研究者として、世の中に優れた製品を出したい」のか、その程度までイメージが要求されると思います。そこで始めて「それを達成するためにはどういうプロセスを踏めばよいか」と第一歩を大きく踏み出せるからだと思います。

2. 自分の強み、取り巻く環境を理解していること

自分が活躍するためにはどうすれば良いか、となると、必然的に自分の強みが何であるか、そしてその周りの環境において他と差別化できるか、を考えるのは戦略的に至って正当であると思います。テレビに常に出続けられる人っていうのは、やはり他の人とは代え難い魅力や面白さがあるからだと思います。特に自分大好きな人たちが多く集まる芸能界では、より強い個性がないと厳しいでしょう。

漫才コンビの千鳥のふたりは、大阪の番組をほとんど卒業して東京に出てきたものの、唯一のレギュラー番組が打ち切られてしまい、今後に不安があると言っていました。しかし彼らはまず、大阪にはもう戻れない状況であり、つまり東京で何としてでも活躍しなければならない、という状況の把握が出来ており、かつ大阪時代で磨いたロケのレポートの独特なスキルは東京では斬新であり、誰にも負けないということを、実演込みでアピールしていました。オチはなぜかノブが改名するということになってましたが、ここまでハッキリと戦略が打ち出されていたらあとはキッカケを掴むだけなんじゃないかと思いました。

一方でAKBの島田晴香は、AKB全体の中で1位になることは難しいということを把握しつつも、その他で1位になるためにはどうすれば良いかという自分の強みがイマイチ把握出来ていないという状態でした。いろいろ挙げてみるも、どれも中途半端で雲行きの怪しい感じがしました。この場合の強みというのは、単に好きだからとか得意だからというだけでなく、ある程度突き抜けていないと、特に芸能界では厳しいのかなと感じられました。

最近はアカデミアの世界でもいわゆる何にでも興味があり、幅広く活躍できる人材の確保が急務と言われていますが、一方で自分だからこそ活躍できる場というのを持っていないと、飛び抜けて活躍できるかというと難しいとも思いました。

3. 主体的に粘り強く取り組み続けること

最後は普遍的な事実だと思うのですが、かのスティーブ・ジョブズが述べたように、キャリアというのは点と点を結ぶようなことであり、自分の半生を振り返ればそれが自然とキャリアを構築するだのということに尽きる、ということです。やはり自分がずっと何かに(それが好きだろうが好きではなかろうが)熱中して取り組み続けば、それがそのまま人生になるということだと思います。

番組の中では悪い例ばかりでしたが、例えば波田陽区はギター侍のブレイク以降特に新ネタも考えず、ダラダラとしたまま現在に至ってしまったということでした。番組では努力が足りないということでしたが、お笑いのようなエンターテイメントでは才能が必要な部分もあり、必ずしも努力していれば報われていたかというとそんなことはないと思います。しかし、途中アンガールズの山根が登場し、以前アメトーークで波田に対してとても大切なアドバイスをしていたことを話していました。要約すれば実は上の1と2で述べたことで、彼はそのための努力を怠っていたということでした。結局はお笑いのことをやり続けていなければ再ブレイクに辿り着くはずもなく(特に彼の場合はどうすればいいかを自分で考えることさえ放棄していました)、一方で同じどん底を味わっており多少共感していた有吉は、売れない時分も貪欲にお笑いに向き合い、再ブレイクにこぎつけたということでした。同じ一発屋でも、日々いかに過ごすかということでこれだけ大きな差が産まれるというのは、ある意味衝撃的でした。

最近でも以前一発屋と言われていた人たちも、地方の営業でかなり稼いでいるそうです。テツトモとかダンディ坂野とか。それは1や2で述べたことを日々実践し続けているからと言えると思います。活躍できる場所はどこか?自分は何が出来るか?自分は何がやりたいんだ?これは決してタレントだけではなく、全ての仕事をする人たちに常に問いかけられる命題なんだということを、こんなくだらない番組で考えさせられました。

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About しゅ

修士課程終了後、某素材メーカーに就職→1年2ヶ月後退職、大学に戻り2011年10月から博士課程在籍。 専門は表面機能材料およびトライボロジー、特にナノカーボン材料の合成プロセスと物性解析。 妻子持ち。7歳長男、2歳長女。 2013年4月よりJSPS特別研究員(DC2) Twitter @sss7sss77 Facebook shu.sawai
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